四方山ばなし

ホーム四方山ばなし > MITAKA製 バレルドラムの種類と特徴 vol.245

MITAKA製 バレルドラムの種類と特徴 vol.2452023.12.14

MITAKA製 バレルドラムの種類と特徴

弊社では、通常のバレルドラムの他に特徴あるバレルドラムを製作しております。
その一部をご紹介します。
(写真は、弊社内実験用バレルドラムのため実際の製品とは異なります。)

1. 開放型バレルドラム
蓋なしバレルとも呼ばれています。
ワークの投入・排出を開放された部分から行います。蓋がないため、微細ネジ・タッピングスクリューのような蓋に挟まる厄介なワークを得意とします。
更にバレルドラム内のデットスペースに陽極を設置することで、めっき効率向上・膜厚バラツキ収束・低電流密度処理が可能となります。

2. 軸部開放型バレルドラム
軸部を大きく開放した蓋付バレルドラムです。(写真は、上部の蓋を外した状態です。)
通常のバレルドラムは、開口率20%程度の水抜き穴のため閉鎖空間になっており、バレル内外のめっき液の交流が不十分です。そのため、処理に伴いドラム内の亜鉛金属濃度が減少します。
本バレルドラムでは、開放部(軸部)から薬液の交流が自由となり膜厚析出環境改善となります。

3. 多頭式脱着方式回転体
複数の細いバレル、もしくは治具を脱着式にして回転する方式のバレルドラムです。
補助陽極設置も可能です。
少量・多品種生産向けにご利用下さい。

次回vol.246では、【バレルめっき装置のランニングコスト削減方法】についてお伝えします。

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
http://www.mitaka-seisaku.co.jp/contact/

株式会社 三隆製作

〒434-0046
静岡県浜松市浜名区染地台六丁目5番12号
TEL:053-584-5539(代)
FAX:053-584-5540

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ