ものは考えよう vol.1272015.02.05
「ものは考えよう」
めっきをする為に使用する電気代はいくらですか?
膜厚確保が出来ていますか?
めっき効率はどのくらいですか?
調べてみませんか?
貴方の足元に「埋蔵金」があります!!!
調べてみなければ改善出来るかどうかを判断することは出来ません。
どんな数字で構成されているのか「見える化」すれば、解決の糸口は見つかります。
調べる手順が判らない?
では始めてみましょう!!(亜鉛バレルめっき)
<まずは、以下の■の数値を調べてください。
1. 製品の表面積 ■dm2/個・■dm2/kg
2. 投入量/バレル ■個/バレル・■kg/バレル
3. 通電量 ■A/バレル、その時の電圧■V、 定電流・定電圧?
(1) 1台の整流器で数台のバレルに電流を通電していれば、定電圧制御
(2) 1台のバレルに1台の整流器であれば、定電流制御
(3) 整流器の種類 サイリスタタイプ?・IGBTタイプ(インバーター)?
(4) めっき時間 ■分
(5) 電流密度 ■A/dm2
(6) 膜厚仕様(5um?・8um?・13um?)
(7) めっき後の膜厚確認、30個/バレル以上
1. めっき膜厚平均・MAX・MIN・膜厚差
2. 膜厚理論値(um) : 電流密度 × 0.285um/分 × めっき時間(有効時間) 分
3. めっき効率 : めっき平均膜厚 ÷ 膜厚理論値
4. 電気使用量 : 整流器で通電時
電流(A) × 電圧(V) ÷ 1,000 ÷ 整流器の力率(サイリスタ 0.71・IGBT 0.82) ×
整流器の台数 = kw/h
『例』 整流器1台で10台のバレルに通電の場合
定電圧 10V 5,000A通電 (定格 15V 7,000A)
バレル内表面積 500dm2
めっき時間 60分(有効 56分)
めっき後膜厚平均 12um
1) 電流密度 500A ÷ 500dm2 = 1.0A/dm2
2) 膜厚理論値 1.0A/dm2 × 0.285μm/分 × 56分 = 15.96μm
3) めっき効率 12um ÷ 15.96um = 0.75 75%
25%はアルカリミストへ
4) 電気使用量 15V × 5,000A ÷ 1,000 ÷ 0.71 = 105.6kw/h
サイリスタタイプの整流器では、通電時10Vであっても一次側では15Vが掛かっています。
IGBTの整流器であれば、10V × 5,000A ÷ 1,000 ÷ 0.82 = 60.97kw/hになります。
整流器の選択で電気使用量を削減する事も出来ます、
電流密度を0.5A/dm2にて通電する事で、20kw/hに節電する事も出来ます。
生産性拡大・作業環境改善・ランニングコスト削減」をテーマに現状ラインの見直しを考えてみませんか?
貴方の足元に「埋蔵金」があります!!!
めっき装置のご相談は、省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作へ
〒434-0046
静岡県浜松市浜名区染地台六丁目5番12号
TEL:053-584-5539(代)
FAX:053-584-5540
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