微細ネジ用開放型・補助陽極付きエレベーター型バレルめっき装置
直径が3mm以下の微細ネジは、容積が少なく表面積が大きいため、膜厚が析出しにくく、
通常のバレルドラムでめっきをする場合では、蓋への挟まり等でめっき不良も発生しやすいワークです。
弊社には、この弱点を無くした蓋のない開放型バレルドラムがあります。
入口を直径260mm・胴体部分を直径600mmとした、提灯を横に倒した形をイメージしてください。
入口からワークをバレルの胴体部分に投入して回転させ、リード線から電流を流して膜厚を析出させます。
胴体内部のワークと反対側はデットスペースになり、アノード(陽極)が設置可能となります。
従来のバレルドラムは、バレルドラムの外にアノードが設置してあるためドラム自身が電気抵抗になっていますが、ドラム内にアノードがあれば直接ワークと対峙することになり、通常よりも電流は流れ易く、電圧変動も少なくなります。膜厚の析出も向上します。