均一電着性光沢剤以外のアプロ―チへ vol.2022020.10.12
均一電着性光沢剤以外のアプロ―チへ
亜鉛めっき(静止ライン)で脚光を浴びた均一電着性光沢剤は、現在バレルラインにも導入されています。
ボルト類のめっきでは、ボルトの長さが長くなるほど軸部と端部のめっき膜厚差が大きくなる傾向があります。
そこで、差を減らす方法として高電部の析出を抑制する均一電着性光沢剤の使用が採用されているのです。
均一電着性光沢剤の使用は、めっき効率を50%に低下させます。
そのためアルカリミストの発生が増加し、電気使用量の増加、電解熱増加を招いています。
また、短いサイズでは高電部にあたる頭部(膜厚測定点)にめっき膜厚が析出し難くなる副作用も出てしまいます。
弊社 新システムバレルめっき装置では、別のアプローチでめっき膜厚の均一性を確保します!
従来のバレルドラムでは長いサイズのボルトはお互いが動きを阻害してしまうことにより、高電部・低電部を作り出し、膜厚差を大きくしていると考えています。
これを解消するため、長物ボルトでもバレルドラム内で混ざりやすい環境を設計します。
バレルドラム内容積を大きくすることにより長物製品でも動きやすくします。バレルドラム内で製品が動くことによって軸部の膜厚析出が改善する事を確認しています。
弊社 新システムバレルめっき装置では、長物の場合は めっき効率67%(電流密度1.0A/dm2)、めっき時間を40分程度にして均一性を確保します。
膜厚差を更に少なくしたい場合は電流密度を1.5A/dm2へ上げます。
わざわざめっき効率を50%に下げ、電流密度を上げてアルカリミスト増加させる必要はありません。
電気使用量増加+電解熱増加(冷却増加)など、無駄な事はやめましょう!!
省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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