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三隆製作は、なぜ電流密度にこだわるのか? vol.2132021.04.05

三隆製作は、なぜ電流密度にこだわるのか?

 

三隆製作は、なぜ電流密度 0.5A/dm2にこだわるのか?
電気使用量削減・電解熱削減・アルカリミスト削減が可能になるからです。

ジンケート浴の特性では電流密度 0.5A/dm2付近でめっき効率90%以上になります。

ボルト類の膜厚測定点は頭部側面です。
頭部は高電部にあたり膜厚が析出しやすい箇所になります。
めっき時間 80分にて平均膜厚が理論値と重なる状態になります。
めっき効率が高いと、アルカリミストの発生も抑制されています。

電流密度 1.0A/dm2と0.50A/dm2の処理とを比べます。

 

【電気使用量削減・アルカリミスト削減】
弊社新システムでは1バレル1電源にて定電流制御を採用しています。
例えば、電流密度 1.0A/dm2・めっき時間 60分・めっき効率67%
電流密度 1.0A/dm2 × 0.285μm × 60分 × 0.68 = 11.6μm(平均膜厚)

電流密度 0.5A/dm2 × 0.285μm × 80分 × 1.0 = 11.4μm(平均膜厚)

1次側電気使用量 500dm2/バレルに通電した場合
電流密度 1.0A/dm2 → 500A・10V
電流密度 0.5A/dm2 → 250A・5V
500A × 10V ÷ 1,000 ÷ 0.89(整流器力率) × 60分/60分 = 5.617kwh
250A × 5V ÷ 1,000 ÷ 0.89(整流器力率) × 80分/60分 = 1.872kwh

※つまり、電流密度 0.5A/dm2でめっきした方が電気使用量は3分の1になります。
アルカリミストの発生も抑制されます。

 

【電解熱削減】
500A × 10V × 0.86 × 60分/60分= 4,300kcal
250A × 5V × 0.86 × 80分/60分 = 1,434kcal

※つまり、電解熱の発生も3分の1になります。

 

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
http://www.mitaka-seisaku.co.jp/contact/

株式会社 三隆製作

〒434-0046
静岡県浜松市浜名区染地台六丁目5番12号
TEL:053-584-5539(代)
FAX:053-584-5540

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