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ランニングコスト増の元凶は「汲み出し」 vol.2312021.08.09

ランニングコスト増の元凶は「汲み出し」

バレルめっきにおいて、ランニングコスト増の元凶はバレルドラムによる「汲み出し」です。
「汲み出し」に応じて薬品補給が必要になり、さらに、排水処理場への負荷が大きくなります。

「汲み出し」は、バレル水抜き穴による表面張力の悪戯です。
弊社では表面張力を破壊する穴形状を採用し、汲み出し量を1/3程度まで削減しています。
また、更なる削減を促進するために、「新型バレルドラム」を開発しました。
新型では、軸部開放型を採用し、バレルドラムとドラム内の製品を直接「洗浄・ブロー」する事で「汲み出し量 0」に近づく事をご提案しています。

薬品槽の最終工程に、早期上昇装置を設置。液面を出たところでバレルドラムを停止 。
バレルドラムを回転させ、バレルドラム内へ「シャワーノズル・ブローノズル」を挿入して「製品・バレルドラム」に直接水洗水をシャワーして「洗浄」。
その後ブローノズルにて、エアーにより付着水を「ブロー」します。
上記方法で「汲み出しを0」に近づけます。

クロメート工程では「振り切り装置」を導入し、処理後に遠心力にて付着液を振り切ります。振り切り液は回収します。

ランニングコストの中で、薬品代が一番多くを占めます。
薬品使用量を減らすことで、直接のランニングコスト減に加え、排水処理場への負荷軽減、給水使用削減等大きな効果が期待出来ます。

 

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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