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めっきは表面積 vol.2492023.12.25

めっきは表面積

めっきはファラデーの法則に従って膜厚析出を行っています。

亜鉛めっきでは、単位面積※1に1Aの電流を1時間流すことで、17.1μmの膜厚が析出します。
(※1 単位面積 1dm2 = 10cm × 10cm = 100cm2)

私が弊社に入社した1972年頃は、1電源で複数バレルに通電する定電圧制御方式でした。
当時の1バレル当たりの処理量は500dm2程度、M6サイズのボルトなら約34kgです。

その後 1バレル・1電源・定電流制御方式に移行し、1バレル当たりの処理量は 50kgへと増えました。

今では低電流密度でめっき時間確保することで、1バレル当たりの処理量を 表面積で 1,500dm2へと上げ、生産性向上が実現しています。
しかし当然、通電量が多ければ電圧も上がり電気使用量・電解熱発生量も上昇します。

対応として、蓋なしバレルドラム(陽極付き)は、ドラム内にも陽極を設置しました。
膜厚均一性・膜厚バラツキ収束・めっき効率向上・電圧降下が期待出来ます。

また通電時電圧降下を積極的に実施することで、膜厚析出に関わる電気使用量・電解熱発生量を削減。
CO2発生量削減にも繋がります。

通常、通電量 700A・電圧 10V を 5V低下すれば膜厚析出に関わる電気使用量・電解熱発生量は半減します。
CO2発生量削減にもなります。

「カーボンニュートラル」、「SDGs」、「地球環境負荷軽減」が叫ばれています
時代の要請に対応するめっき装置をご提案させて頂きます。

次回vol.250では、【カーボンニュートラルなめっき装置】についてお伝えします。

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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株式会社 三隆製作

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