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CO2発生量を試算してみましょう vol.2512023.12.29

CO2発生量を試算してみましょう

現状ラインのCO2発生量を計算したことはありますか?
まず、以下項目の1ヶ月あたりの使用量を出してみましょう。

1. 貴社めっき装置の電気使用量は?
2. ボイラー・ベーキング炉で使用のガス(LPG・LNG)使用量は・
3. 重油・軽油の使用量は?

電気、各燃料のCO2排出量は、環境省ホームページ内に公表されている「温室効果ガス排出量 算定方法・排出係数一覧」を利用して試算してみてください。
https://ghg-santeikohyo.env.go.jp/calc

 

それでは、現状ラインのCO2発生量削減方法と、ランニングコスト削減の対策をご提案します。

1. 電気使用量削減のために
膜厚析出に関わる電気使用が、装置全体の電気使用量の約半分を占めています。
そこで整流器の機種選択が重要となります。
IGBT(インバータタイプとも言います)が、一次側電力量が効率的になっています。
力率も確認してください。
整流器メーカー各社多少の差がありますので、変換効率が少しでも良いものを選んでください。
制御方法は、1バレル・1電源・低電流制御方式をご提案いたします。
設定に関しては、低電流密度・めっき時間確保が必要になります。

2.  電気使用量削減のために
通電時電圧降下を意識してください。
電圧が低い方が電力量は小さくなり、電解熱発生量も小さくなります。

3. ランニングコスト削減のために
国内の熱源としては、電気>LPG>LNGの順で価格が高いので安い熱源に置き換えます。

4.  ランニングコスト削減のために
バレルめっきでは、汲み出し量がランニングコストの大半を占めています。
薬品も製造過程においてCO2発生させています。近い将来CO2発生量が明示されると予想されています。
汲み出し量・汲み出し回数削減を意識してください。

 

次回vol.252では、【MITAKAめっき装置のCO2発生量試算】についてお伝えします。

 

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
http://www.mitaka-seisaku.co.jp/contact/

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