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vol.29 動画シリーズvol.2 めっき後、連続ベーキング炉まで2010.07.28

前回より、三隆製作製 エレベータータイプの亜鉛バレルめっき装置の動きを
3回に分けてご紹介しています。
前回は、バレルへのワーク投入動作でした。
2回目の今回は、“めっき後バレルからワークを処理カゴへ明け替える” 動作と、
その後 “ベーキング前処理工程を経て、ベーキング炉に入るまで” の動作です。

<動画1> “めっき後バレルからワークを処理カゴへ明け替える”
※ ワークの打痕対策として、水の中でワークの投入・排出を行っています。
1. めっき工程が終わり、ワーク受け取りのため脱水機用処理カゴが水中に降りる。
2. バレルフタ自動開閉器がバレルのフタを開ける。
3. バレルが回転し、水中にある処理カゴにワークが排出される。
3. ワークが入った処理カゴは、ベーキング前処理工程へコンベヤーで移動。
4. ベーキング前処理工程のキャリヤーが処理カゴを運ぶ。

※装置動作音も入っていますので、音量にお気をつけください。

<動画2.> “ベーキング前処理工程。ベーキング炉に入るまで”
※ 動画1の終了時点からの動作。反対方向から撮影したもの。
1. コンベヤーで運ばれた処理カゴをベーキング前処理工程のキャリヤーが掴む。
2. 硝酸、水洗、架台、乾燥(遠心脱水機)工程。
3. 乾燥が終了した処理カゴを取り出し、コンベヤーが段積み機まで運ぶ。
4. 連続ベーキング炉前で、段積み機により処理カゴは4段に積まれる。
5. 連続ベーキング炉へ投入。

※装置動作音も入っていますので、音量にお気をつけください。

 連続ベーキング炉の熱源はLPGを使用。ガス代 1ヶ月 70万円。
燃費として1kg当たり0.47円と格安になっている。
昇温時間 1時間40分。 185℃-200℃ 4時間10分キープ
※ ベーキング炉温度仕様が190℃と195℃の2種類あるため。

撮影した エレベーター型亜鉛バレルめっき装置の仕様は、
● 投入量 MAX 100kg
● 投入表面積 MAX 1800dm2
● 長物150mmまで投入可能
○ タクトタイム  120秒
○ 稼働時間 1日24h、月間30日
○ 稼働率 93%          というものです。

<ラインの特徴は>
1. 低電流密度でめっき時間を70分とし、表面積の多い製品も投入可能。
2. 長物の頭部と軸部の膜厚の差を5μm以内に抑える。
3. 生産性を拡大しながら二酸化炭素削減を行う。
4. 薬品の汲み出し量は1回につき0.74Lとし、薬品使用量を削減する。

ご質問等ございましたら、お気軽にお電話、メール等でお問合せください。

次回は、クロメート処理の動きをご紹介します。

株式会社 三隆製作

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