vol.281 蓋なしドラム(ドラム内陽極)の効果2024.09.30
蓋なしドラム(ドラム内陽極)の効果
バレルドラムには、「蓋付き」タイプと「蓋なし」タイプがあります。
「蓋付きバレルドラム」の場合は、蓋付近の水抜き穴の開口率が低くなるため、定電流制御方式では3V程度の通電時電圧変動があります。
「蓋なしバレルドラム」の場合は、蓋がないので通電時電圧変動は1V程度と抑えられます。
めっき対象製品の形状・表面積・容積にもよりますが、バレル回転中の製品の見かけ上表面積変動も、通電時電圧変動を起こしています。
ドラム内陽極設置効果は、通電時電圧降下・通電時電圧変動を抑制します。
更に、めっき効率向上が期待出来ます。
膜厚析出に関わる電気使用量削減には、低電流密度・めっき時間確保・ドラム内陽極併用方式が効果的です。
弊社めっき装置の基本設定は、電流密度 0.5A/dm2・めっき時間80分ですが、これを電流密度 0.3A/dm2・めっき時間120分に変更することで、膜厚析出に関わる電気使用量・電解熱発生量・CO2発生量削減が出来ます。
めっき装置の規模にもよりますが、年間 100万kwh ~ 130万kwhの電気使用量削減効果が期待出来ます。
また、上記削減によりCO2発生量の削減効果も、年間438t – CO2 ~ 569t – CO2※ となります。
※ CO2換算は、環境省HP「算定方法・排出係数一覧」内全国平均を参考値として使用。
省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作へご相談ください。
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株式会社 三隆製作
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静岡県浜松市浜名区染地台六丁目5番12号
TEL:053-584-5539(代)
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