めっき専業者様向けのめっき装置完成

めっき専業者様は、様々な製品を受注しめっき処理をされています。
製品それぞれに、表面積、膜厚の折出状況、その他の条件が異なることが
多いと思います。

弊社で最近 製作した めっき専業者様向けめっき装置は、対応力の広範囲なものが
完成したと自負しています。
この装置で処理可能な製品は、ワッシャー・プレス品・ボルト(M3～M22)・
長物ボルト(～300mm)・ナット(M5～M24)です。
特にナットはめっき効率の改善がありました。

弊社は従来 ボルトメーカー様とお付き合いが多く、サイズ毎の表面積の変動
への対応、長物の膜厚の均一性、投入量の拡大を要請されてめっき装置を製作
してきました。
めっき専業者様も ボルト類のめっきをするユーザー様が主体でした。

しかし、今回 装置製作のご依頼を頂いたユーザー様は種類の多い製品を相手にされて
いましたので、ある程度の方向性を決めるまでに時間が必要でした。
どうしても切り捨てなくてはならない製品類もあったからです。

その中で、生産性の拡大を目標に、「1.電気量の削減」「2.薬品使用量の
削減」「3.給水量の削減を実現する」をテーマに話し合いを進めました。

結果として、完成しためっき装置にご満足頂けたと思います。
ユーザー様が営業運転を始めてからも、さらに耐蝕性能試験・膜厚確認(電流密度調整)
を重ね、長物ボルトの均一性の追求、重なり製品の処理量改善を行っています。

めっき製品は膜厚の確保・耐蝕性能を要求されます。
そのためには膜厚をコントロールし、耐蝕性能を向上させる工夫が必要です。
電流密度の操作で均一性も向上します。
万能ではありませんが、広範囲な製品に対応しためっき装置が完成しました。

「うちは色々な製品をめっきしているから・・・・」とおっしゃる貴方！
是非見学にいらっしゃいませんか？ ご連絡をお待ちしています。