めっき工程のロスをなくそう! vol.1372016.04.01
めっき工程のロスをなくそう!
廃棄物の横流しが話題になりましたが、日本ではまだ食べられるのに賞味期限切れで廃棄される食品は年間640t、これは東京都民が年間に消費する量と同じとの事。
回転寿司では回転を止めて、注文が入ってから座席に配送する方法でロスを無くしたそうです。
めっき工程においても、電気使用量・薬品使用量・給水使用量のロスがあることをご存知でしょうか?
特に専業者の場合は色々な製品を対象にしている為、中途半端な装置設計をした結果としてロスが大きくなる傾向にあります。
例えば水抜き穴です。細かい製品も出来るようにとバレルドラムの水抜き穴を2.5mm~1.5mmにしています。この小さい穴が汲み出し量を大きくして薬品使用量を拡大しています。表面張力による影響が大です。
水抜き穴が小さいほど汲み出し量は多くなります。更にバレルが通電抵抗になります。
汲み出し回数と汲み出し量を計算してみてください。
また、製品の投入量が少ない事も原因のひとつです。
1電源で複数のバレルに通電する方式では、定電圧制御を採用するため、投入製品の表面積を一定にすることが条件になります。これでは生産性を犠牲にする事になります。
結果として汲み出し回数を多くしています。汲み出し回数が増えれば薬品補給量が増えることになり、薬品使用量も多くなるのです。
そして、電流密度を高め(0.8A/dm2~1.2A/dm2)に設定する事はめっき効率を犠牲にする事になり、電気使用量の増大の原因です。
めっきをもっと知ってください!
常識を疑ってください!
こんなものだと思わないでください!
めっきを知れば「目から鱗」です。
ロスをなくした分はそのまま貴方の純利益となり、CO2の削減、地球環境にも役立ちます。
省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
三隆製作<お問い合わせ先>
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