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バレルドラム内に陽極を設置する意味 vol.2102021.03.15

バレルドラム内に陽極を設置する意味

 

バレルめっきの場合、陽極がバレルドラムの外側に設置されているため、膜厚析出に電流の特性による影響が顕著に現れていると考えています。

通常バレルめっきの場合は、頭部が高電部・軸部が低電部と表現され、膜厚の差は電流が端部に流れやすいからと説明されます。

弊社の開放型陽極設置バレルによりデーター分析した結果、バレルドラム内に陽極を設置した場合は軸部の方が析出する傾向にあり、ボルト頭部と軸部の膜厚析出に均一性があります。
その他、回転数による膜厚析出変動が顕著で、膜厚析出のバラツキが少ないなど改善傾向がありました。
従って、バレルドラム内に陽極を設置する意味があると考えています。

バレルドラム内への陽極設置の一番の改善点は電圧降下です。
陽極が近いため電圧抵抗が少なく、電気使用量削減に大いなる貢献が期待出来ます。

更に、陰極通電は、膜厚析出のバラツキを収束させる事を目的に、左右からリード線を挿入する方式から製品に複数本垂らす位置とする事を考えています。

新型バレルドラム展示会を4月上旬開催予定しております。
日程が決まり次第お知らせしますので是非ご来社ください。お待ちしています。

表面積が大きい微細ネジを対象としたバレルドラムを展示予定です。

 

省エネタイプ、エレベーター型亜鉛バレルめっき装置のリーディングカンパニー
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